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そらいろでいず
空色デイズ

聴いてると心が熱くなります。


やべぇ。グレンラガンもう一回みたい。
# by hanaeri | 2007-10-11 00:23 | 趣味
グレンラガン
グレンラガン


一気に見ました

最高だった!

もう、心の中で空色デイズが流れまくってるよ。

もう一回見直そう。
最高だ。

アニメ結構見るけど

久々に、こんなに熱い展開だったYO

そして檜山さん、最高!!


私は子供の頃のへたれシモンも好きでした。。。
# by hanaeri | 2007-10-09 14:06 | 趣味
フォーチュンクエストとの出会い
わーいわーい
やっとトラパスを心ゆくまでかけるコーナーを新設した(σ´∀`)σΥΟ!!

FQとの出会いはあたいが中学一年生の頃。

まだFQが2か、3巻くらいまでしか出てなかったけど、あたしゃ当時からトラパス信者でした。

もう、最高でしょ、あの、トラップのなんともいえないから回りっぷりといい、最高だYO

で、当時は「まんまじゃん!」と自分で突っ込みたくなるようなオリジナルと言い張っていた、ほぼトラパスで構成されたnovelをかいてたりね。。。

ほんで、しばらくFQからはなれるうちにすっかりとトラパスの熱も冷めちゃったんだけど

最近某紫鈴様のサイトを拝見して以来再熱!!!!

めちゃくちゃはまって、しかもFQを読んでないうちにトラップ

どうしちゃったのよΣ(゚Д゚)ガーン

ってなわけで、モエモエでございます。

萌え!ビバ!


よし、こころゆくまでかきつづるぞぃ
# by hanaeri | 2007-07-16 00:24 | FQ
やさしさのきおく5
先生が出て行った後、奇妙な沈黙が生まれた。
なんていうか、表現するとすれば、付き合いたての恋人が、互いに何を話そうか、考え、その故できてしまう、あのうれし恥ずかしな空間だ。

「あの」
「あの」

ベタだった。

「あ、先にどうぞ」
「あ、なに?」

ベタというか、ネタにも感じられた。
意を決してモトミが立ち上がる。

「あた、あた、あたしのこと誰だか当てるのが、試験。」
「え、おしえてくれんの?」

俺の言葉に、モトミは首を振る。

「それはできない。あなたが当てて。
 それで、は、恥ずかしいけど・・・。」

といって、彼女は胸に抱いた本を開いた

「これを読みます。これは、あたしのことが書いてあるもの」

「へぇ。わかった。とにかく、俺はきいてればいいんだな。」

彼女はコクリと首を振ると、大きく息を吐いて、俺のほうを見た。
ひどく澄んだ瞳が俺を見据えた。

「あたしが彼に会ったのは
15の時だった
都会の方からきたらしくってちょっと話し方も変わっててクラスの中で目立って見えてた」
いきなり恋愛話かよ。
と 俺はげんなりする。
どうしてこう 女って生き物は恋物語が好きなのか。
彼女はそんな反応の俺を見て呆れたように笑い、続ける。

「そうよそう
恋しちゃったのよ
大好きになったわ 彼の事
でも彼は私の事ぜんぜん気付いてない風だった」

男ってのはそういうもんだろ。
でもなぁ 気付いてないようで気付いたりもしてるもんなんだぜ

俺は人の恋愛を生で体験している感覚になってなんだかひどくくすぐったい気がしていた。
そして彼女の話は続く

その言葉には確かにその彼への愛情があふれていた

「この本は私の日記よ。その彼からもらったの
だから今まで本当に大切にしてきたわ」

ほのかに頬を染めながら過去の話をするモトミがなんだかひどく幸せそうで
俺の反応を見ては少し困った顔で笑った。

その話し方は記憶の彼方の事を大切に思い返すようで見ている俺まで昔話を聞いている気分になった

話は進み、
彼女はその彼と結婚することになる

「プロポーズされたのは20の秋だった
あの人は本当に照れ屋でね。そういうのは絶対してくれないだろうって思ってたのに あたしの為に頑張ってくれたのよ」

そういってモトミは左手の指輪を俺に見せた

ドクンと胸が高鳴る
その指輪に目が吸い寄せられた

彼女は続ける

「プロポーズの言葉?それは言えないわね あの人との秘密だもの」

そういってふんわりと彼女は微笑む

鼓動が高鳴る
なんだ これ
俺の反応を見ながら彼女は話し続ける

話の中で子供を産み幸せな家庭を築く彼女
その子供にも子供が出来
彼女の隣には常に彼がいた

胸が痛い
痛い痛い
なんだこれ
早鐘のように心臓が鳴る

俺の様子をそっと見つめながら彼女はまた口をひらいた

「でもね、そう、あの人が還暦を迎えた次の年だったかしら…あたしその年に…」


そこまでモトミがはなした時にやめてくれ と誰かが叫んだ気がした



いや 叫んだのは俺だった


やめてほしかった
理由なんてわからない
もう聞きたくなかった

心臓が押し潰されそうだった
ただ この場所から逃げ出したかった

俺は彼女から離れようとする
しかし 彼女の手がそっと俺を制した

「だめよ きかなくてはだめ そうじゃないとあたしがいる意味が無くなっちゃうわ」

いたずらっぽく笑う目には深い優しさが見えた

俺の手をそっと握りながら
彼女はまた言葉をつむぐ

「そう その年にね。あたしは病気になってしまった
あっけないものね 人生って。
あの人は病室に毎日来てくれたわ
もちろん照れやなあの人だもの。子供や孫がきたいっていってたとか何とかいって理由はつけてたけど、 あたしにはわかっていたのよ
そうか 約束を守ってくれてるんだって。」

俺はその先を知っていた
彼女がどうなるのか
彼がどうなるのかも全て
俺はその「現実」に目をつぶる 耳を塞ぐ

もうききたくなかった

「そしてね その日がやってきた」

「やめてくれ」

「蒸し暑い夜だったわね」
「お願いだから」

「彼はいつものように私のところに来ていつものように話した
そう 他愛もない話よ
あたしたちはそれで良かった
そしてかえるときに言ったわね。
じゃあまた明日。
そうね また夕方に会いましょう
明日は誰が来るのかしら
楽しみにしてるわね」

胸がしめつけられて
もう声が声にならなかった
俺の手を握るモトミの手がなぜだかひどく温かかった
俺は口をようやくひらく

「…でも
明日はこなかった」

ゾクリトした感覚が俺を襲う。
モトミはしずかにうなづいた

「そうね こなかった
あたしは次の日朝を迎えることがなくあっけない最期だった」

「俺は走ったんだよ 懸命に
お前にあうために お前だけのために
あんなに真剣に走った日なんて無かったはずだった

…でも神様はいなかった
俺は…」

視界がぼやけた
閉じ込めていた思いが水となって溢れる

彼女は幾度も首を横に振った

「そう 間に合わなかった
ようやく会えたあたしは口を閉ざしたままだった。
あなたは叫んであたしをゆさぶった
あたしはされるままだった
返事もしない、笑ってもくれない、自分を見ることがない私を見て
あなたはひどくショックを受ける

うそだうそだ
そんなはずはない
そんなはずはないんだ

そして
幾晩かがすぎた日

もう呼んでも答えてくれないって漸くあなたは気付いた。そのとき魔法がかかってしまった
そう
あなたはその時選んでしまったのね」

ポトリと床に落ちたのはどちらの泪だったのか

「私を忘れたいと」
「君を忘れようと」


俺も下を向き小さくつぶやく
彼女は俺の顔を正面にむけまっすぐ見据えた
「あなたはいくつもの感情をすべてどこかにやってしまった。そうすれば笑っていられるから
そうすればつらくないから。
だから思い出したく無かった 思い出を辛く締め括ることがあなたにはできなかった
だから、閉ざしてしまったのね」

彼女は悲しそうにわらった
その表情がひどく胸につきささる

それで気付くことができた
モトミの寂しい気持ちがやっと俺に届いたんだ

俺はその彼女の頬にそっと手を寄せる

ひんやりと冷たい
ああそうだったなぁ
と俺は呟く

暫くの沈黙 
ゆっくりと時間が過ぎた


「俺は」

彼女の目を漸く見て俺は口を開いた

「本当に君を愛していたんだ」

本当に本当に君だけを


彼女ははにかんだ顔をむけ頷いた

「そんなの…
ずっと前から知っていたわよ」

そして涙でぐちゃぐちゃになった顔で精一杯笑ってこういったのだ


「やっとあたしのあなたが帰って来た
忘れるなんて許さないから」

そして力いっぱい俺をだきしめた

「おかえりなさい あなた」

俺は「ごめん…」と言いかけて少し考える

ごめん?
いや
違うな

こういうときに言うのってなんだったかな

そうか

彼女の耳元でそっとささやいた

「ありがとう」

教室は夕暮れの色に染められて
俺達にも長い影が出来る

控え目にそっと繋がれた手は紛れも無い彼女のものだった
胸が千切れそうにねじれる

ココにいるのに、本当はいないことを思い出す。

苦しくないわけじゃない
でも
無かった事にすることがもっと苦しかったんだ

教室をゆっくり見回して
ああ 成る程 と納得した

懐かしい気がしていたのは俺達の教室だったからだ
何十年も前の出会った場所だ

すべてのつじつまが合う。ここは彼女の思い出の中だ
彼女のはじまりの場所
そして俺と彼女の終わりの場所でもある


ああ
それでやっと意味を理解できた

思えばあいつはいつもつまみを作っていたっけなあ

「なぁ」
「なあに」

俺を見上げる彼女に
俺は囁いた

「…酒、一緒に飲みたかったのか?」

返答に困って
ほんのり頬をそめてふいと横を向く彼女を、俺はやはり愛しいと感じるのだろう

「…ばか」

予想通り横を向いていた彼女がこっちをむいて俺を立たせた

別れの時がきたのだ


教室の扉までゆっくりと歩く

「なぁ どうしてだ?」

主語を言わなかったのに彼女は俺の質問の意味を汲み取った

「あなたから間違えて持って来ちゃったものがあったのよ。それを返したくて」
随分と含みのある言い方だった

「へえ。」
「ひとつはもう返したわ」
「それって…」

俺のことばを遮り彼女は続ける

「もう一つは返すのやっぱりやめたわ」

そうして悪戯っぽい笑みを浮かべて両手を前に差し出す

「だから代わりにこれをあげる 大事に持っていってね」

そういって差し出されたのは一冊の日記だった

「…ま もらっといてやるよ」

つくづく素直じゃないよな 俺って・・・。
自分に少しあきれつつも扉に手をかけた
そして俺は約束を繰り返す
あの日、彼女にした約束を。

あの日と同じ言葉を口にした俺を、彼女はどうしようもないくらい愛しい笑顔で受け止め、
そしてまた口から言葉をつむいだ。

7文字・・・。

俺は扉を右に勢いよく開く。

世界の扉はつながったのだ。




太陽が初夏の輝きを存分に発揮していた。
まぶしさと、蒸し暑さに立ちくらみしそうになりながら、細々と目を開く。
ひどく久々に見たような、玄関。
ああ、これは俺の家か、とおぼろげな記憶をたどる。
ひどく不安定だ。じんわりと汗をかく感覚が、生きていることを実感させた。

ふいに家の中からばたばたと人が出てくる。

「お父さん」
「親父」

誰だっけ。
なんて薄情なことはもういえない、と自嘲気味に笑った。
心配そうな顔の俺の娘と息子だ。

「どこに行ってたの、昨日から、どこ探してもいないし。」
「いやさ、みんなが心配しちゃってさ。捜索願出すかっツー話になったんだぜ。
親父も年なんだからさ、あんまり無茶しないでくれよ。」

俺の肩を支えながら息子が深くため息をついた。
娘は、ばたばたと俺の横に駆け寄って、俺をたたくまねをする。

「もう、本当に心配したんだからね、父さん。」
「どこ行ってたんだよ、ほんとに」

俺は、正直に答える。

「・・・母さんに会ってきたんだ。」

瞬間、子供たちは、動きを止め、あんぐりと口をあけて俺を見た。

そりゃそうだろうな。
俺の口からあいつの話が出たのなんて、あの時以来だからな。

「それも、高校の頃の母さんだ。いやあ、相変わらず可愛かったよ」

息子と娘は互いに顔を見合わせ、そして娘は俺を覗き込む。

「父さん、それって。。。」

ふいに、右手に何かを持っていたことを思い出した。

「ああ、これか。母さんがくれたんだよ。あいつ、いい女だったよな、本当に。
最後まで優しくて、本当に温かかった。」

そう言いながら、右手でそのノートを弄る。
そして最後のページに真新しい文字を見つけた。

読んだ瞬間、ぽたりとしずくが床に落ちた。

息子が驚いて俺の顔を見る。

「涙・・・。」

娘も同じ文字を見て、瞳を潤ませた。

「ああ、なみだか・・・。」

俺は一人ごちた。そういや、泣くのもアレ以来だ。
なるほど。相変わらず、ひねってるようでひねってないやつだよな、あいつも。
ミズメ
泪。

俺はやわらかく笑うと、子供たち二人と居間に向かいながら
こう答えた。

「母さんに返してもらったんだ。これも。」



それにしても、お前って、脚本の才能とかないよなぁ。
いいか、高校生はビールなんか飲まないんだ。
お前の娘はあんなに無口じゃないし、お前の息子はもっと体格がいいだろう。
それになんだ、あの先生。
名前のセンスも性格も変すぎるだろう。

まぁ、でも、最後の言葉が良かったからよしとしてやるさ。
俺は天を見やって、ノートを広げた。

『ずっとあなたのそばに』

fin
# by hanaeri | 2007-07-16 00:10 | text
やさしさのきおく4
パタンと扉がしまった。
言いようのない感情が急に胸にこみ上げる。 ああ、俺はこの感情を知っている。胸が締め付けられるようなこの感覚を。
一人残された教室は、記憶の中の古い校舎のあの夕焼けの日のようだった。
あの日・・・。
どの日のことだったか。
ふと自分の手の中にある本を見る。
無意識のうちにそれを開きかけたとき、また派手な音を立てて職員室から誰かが飛び出した。 「だめ!」
彼女は走りこんできて俺からその本を奪う。
そのうしろにゆるゆると歩きながら先生が出てきた。
まったくいつ見ても緊張感のない人だ。
でもその後ろには、誰も続かない。

伊丹がいなかった。

「せんせ。用事は終わったんですか。それとも、待っていたんですか。」
俺は、彼に伝わるだろう言い回しを考えゆっくり言葉をつむいだ。
先生は飄々とした顔で笑いながら首の後ろで腕を組む。
「おやおやおや、ミズメ君。どうしたんですか、そんな顔して。おや、あの子は?」
「帰りましたよ。ちゃんとね。」
俺はにやりと笑って答える。そして彼女と同じようにこの言葉も忘れない。
「知ってるくせに」
俺の言葉を聞いて先生は困ったように笑って肩をすぼめた。
「伊丹君は、たぶんもうすぐ帰りますよ。そう、あなたの言っている意味の『帰る』です。  
さあさ、卒業試験ですよ、ミズメ君。。これがわかればあなたはこの学校から卒業です。」
「俺は、まだこの学校に入ったばっかりですよ、せんせ。」

ただココで知りえただけの「事実」を俺は伝える

「いやいやいやいや、まいったね、たしかにそうだ。確かにそうだともミズメ君。ま、それはいいじゃない。卒業できるんですよ、あなたは、ここを。おめでとう1いや、おめでたいね、ほんとに」

場違いなテンションでしゃべり続ける自称古典の先生エイゴ先生に目をやる。
その先に、さっきの本を抱えているモトミをみつけて、俺は苦笑した。
「では問題です。いや~とってもかんたんなものですよ。これ。ほんとに。でもねぇ、一番難しいことかもしれません、ミズメ君にとっては。」

なぞかけをするように芝居がかった口調で俺を指差す。

「まぁ、言ってみなよせんせ」

そんな俺の問答を見て、何がおかしいのかモトミが笑った。そのなかに少し悲しみの色をかんじる。
気がつくと教室には机がたった二つになっていた。窓の外の漆黒の闇は夕暮れの色にかわり、なぜだかひどく懐かしい景色に心が揺れた。
夕暮れの教室の中、モトミは右側の席に座る。俺は無意識のうちに左側に座る。
エイゴ先生が教卓の前に立って、黒板に大きく卒業試験と汚い字で書いた。
そしてゆっくり振り返ると、俺をみた。
「さあさ、茶番に感じるかもしれないがね、こういうのは形式ってのが必要なのですよ、ミズメ君」
「はいはい」
モトミはくすくす笑う。その笑いに安堵と一種の気まずさを覚え、モトミを見ないように俺は先生を見た。
「では、試験を始める前に質問はあるかね?」
「せんせ、そりゃおかしいだろ。」
「そうだね、質問という前に、まず問題を読ませろってのが、君の流儀なんだよね」
「流儀じゃないよ、せんせ。そういうのってさ。使う言葉が変だよ。」
「変?」  

「まぁ、いいや、それも『当たり前』だっ
て言うんだろうからさ」
質問、質問ねぇ。

なんか聞きたいことあったかなぁ。
俺は今までのことを思い出し、すぐ結論にたどり着く。
「せんせ、質問、いいや。さっさと問題言って。」
「おやおやおやおや、そうきましたか。そのこころは?」
「いまさら無駄だよ、もう、これだけ疑問でてるし、それに、それを享受している俺もいる」

「そうですか」

また、芝居がかった口調で彼は言った。
「では、問題を言いましょう、ミズメ君。いたって簡単です。さっきも言いましたけどね。」

そういって先生はモトミを見て一呼吸おいた。
そして再度口を開く。

「彼女は誰でしょう」
沈黙が流れる

「これが卒業試験です。 制限時間はありません。答えが出たら、ここに来なさい。 」
そういって扉をがらりと右に引いてその先の職員室に彼は入った。
「先生」
いなくなる前に、俺は彼を呼び止める。

「質問、一つだけあった。一体ココはどこなんですか。」

首だけひょろりと教室に戻すと、彼は心底優しそうな声でこう答えたのだ。

「ここはね、ミズメ君、始まりの場所であり、終わりの場所です。それがすべてですよ。それじゃあ、健闘を祈ります。がんばってね~。」
ひらひらと振られた手を残して彼は消えた。

「まぁ、いいや、それも『当たり前』だっ
て言うんだろうからさ」
質問、質問ねぇ。

なんか聞きたいことあったかなぁ。
俺は今までのことを思い出し、すぐ結論にたどり着く。
「せんせ、質問、いいや。さっさと問題言って。」
「おやおやおやおや、そうきましたか。そのこころは?」
「いまさら無駄だよ、もう、これだけ疑問でてるし、それに、それを享受している俺もいる」

「そうですか」

また、芝居がかった口調で彼は言った。
「では、問題を言いましょう、ミズメ君。いたって簡単です。さっきも言いましたけどね。」

そういって先生はモトミを見て一呼吸おいた。
そして再度口を開く。

「彼女は誰でしょう」
沈黙が流れる

「これが卒業試験です。 制限時間はありません。答えが出たら、ここに来なさい。 」
そういって扉をがらりと右に引いてその先の職員室に彼は入った。
「先生」
いなくなる前に、俺は彼を呼び止める。

「質問、一つだけあった。一体ココはどこなんですか。」

首だけひょろりと教室に戻すと、彼は心底優しそうな声でこう答えたのだ。

「ここはね、ミズメ君、始まりの場所であり、終わりの場所です。それがすべてですよ。それじゃあ、健闘を祈ります。がんばってね~。」
ひらひらと振られた手を残して彼は消えた。
# by hanaeri | 2007-07-16 00:09 | text
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えこの趣味部屋です

by hanaeri
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